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前節のチェルシー戦で4失点を献上して敗戦を喫したトッテナム。5連勝といきたいところだったがチェルシーの牙城は大きかった。連勝は4でストップしたが、仕切り直しでもう一度波に乗って行きたいところだ。今節迎えるのはアウェイでのサウサンプトン。開幕戦は負けたものの、好印象のフットボールを展開していた。しかし、それ以降は絶不調で8試合を終えて1勝1分6敗の19位に沈んでいる。彼らの下位低迷の原因は守備であることは間違いない。絶対に勝利が必要なトッテナムは大量得点で勝っておきたいところだ。ただし、スパーズにとってセント・メリーズでの戦いは鬼門となっていて、ここ5試合無得点と苦手としている。昇格組との対戦も若干よくないトッテナムだが、再び上昇気流に乗るためにも内容の濃い勝利を期待していた。
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前節からの変更は1か所。彼女のお産の立ち会いのためにチェルシー戦を欠場していたベイルが復帰となり、左ウィングに入った。ベイルにとっては里帰りとなり、古巣対決ということで注目度は大きい。シグルズソンが先発から外れ、トップ下にはデンプシーが起用されている。また、今節での復帰が期待されていたアデバヨールとデンベレは間に合わず、引き続き欠場となっている。チェルシー戦では中盤に入ったハドルストンの出来が非常に悪かったが、2試合連続の先発出場。彼が本来のパフォーマンスを見せることができれば自ずとチャンスが生まれてくるから期待は大きかった。この試合のキープレーヤーとして、僕はハドルストンを挙げていたがどのような活躍を見せてくれたのか。

セインツに助けられた前半戦
まず決定的なチャンスを掴んだのはトッテナムだった。開始早々の2分、左サイドでパスを回すトッテナムはコールカー→ベイル→デフォーフェルトンゲンと繋いでいく。エリア内に走りこむデンプシーにフェルトンゲンが浮球のクロスを入れるが吉田がクリア。中途半端なクリアボールはフリーのレノンへ。うまく右足で合わせたがボールは枠の外へ外れてしまい絶好のチャンスを逃してしまう。これは決めてほしかったがボルツがよく飛び出した。試合への入り方としては最高で得点の匂いも十分にしていた。そこからはポゼッションを高めていくトッテナム。

ボールの回りもよかったしセインツはなかなかチャンスを作れない。スパーズのプレッシャーも効いていてゲームを作らせることはなかった。次にチャンスを掴んだのもトッテナム。サンドロのパスを受けたレノンが、右サイドを駆け上がるウォーカーに最高のボールを送る。ウォーカーのマイナスのクロスに合わせたのはデフォーだったがこれも枠外に飛んでしまい、またも決定的なチャンスを逃してしまう。良い流れで進んでいたが、13分までに得点機を2度逃したことで少々不安を感じてきた。というのも、こういったチャンスを確実に仕留められないトッテナムは、あまり良い結果が出ていない。1-1のドロー、0-1の敗戦という試合を何度も見てきたからだ。
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しかし、そんな不安を払拭してくれたのは、今の自分を育ててくれた恩返しをしたいというヤル気に満ちたベイルだった。2度目のチャンスの場面から約2分後、右サイドでデフォーが中央のハドルストンにパス→ハドルストンが左サイドのベイルに高精度の浮球を送り、距離はあったものの、ここしかない!というヘッダーを決めてスパーズが先制することに成功。高さ、タイミング、シュートの強さ、全てが高品質でワールドクラスのゴールをセインツに見せつけた。もちろんゴールセレブレーションは控えめで、むしろ感謝の念で一杯だったと思う。セインツサポーターは黙り込み、ブーイングも一切聞こえてこなかったことから、彼らにとってベイルは誇れる選手であって、その成長に喜んでいた(もちろん悔しさも混じっている)のかもしれない。セインツでキャリアをスタートさせたベイル。今やスパーズの顔でもあり、バルセロナやレアル・マドリーからの関心も伝えられている。そういったことも含めて、セインツサポーターにとって、敵であっても彼らの記憶の中に深く刻まれている選手なんだなぁと感じた。

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守備意識の高さ
セインツの低調な出来に助けてもらった感はあるが、確か与えたシュート数は0本(前半)だったと思う。セインツのパスミスやボールのないところの選手の動きを見ても、得点の気配は全くと言っていいほどなかった。しかし、その要因としてスパーズ全体の守備意識は十分に褒められるものだった。キープレーヤーに挙げていたハドルストンは目立った活躍はなかったものの、きっちりとスペースを埋めてパスの出所を塞いでいた。攻撃陣の人への寄せも早く簡単に前を向かせないという姿勢が伝わってくるものだった。これはハドルストンだけに言えることではなく、全員が同じ意識をもってプレーしていた結果だと思っている。ウォーカーも不用意なボールキープはせず、的確な判断をしていたと思う。ほんのちょっとだけ成長かな。全体の守備意識は高かったが、中でもサンドロのパフォーマンスには惚れ惚れさせられる。果敢にプレスを仕掛け、ファールをしないタックルで何度もボール奪取に成功。まさに、彼らしいプレーだ。彼にゲームを組み立てる能力が身に付けばスパーズにとってこれほど頼もしいことはないし、チャンスもどんどん生まれてくるだろう。
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後に効いてくる貴重な追加点
先制してからも優位に試合を進めるトッテナムだったが、なかなか追加点が奪えない。シュートに繋がりそうなチャンスを作りながらも、セインツ守備陣も必死の守りを見せていた。すると39分。ついに貴重な追加点が生まれることとなる。レノンが中央を突破してデフォーへパス→チョンと当てたデフォーのシュートはゴールマウスに転がっていくも寸前でフォンテがクリア→クリアボールにデンプシーが詰めて後は押し込むだけ。このゴールで2-0としたスパーズは優位な形で前半を終了した。
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この場面はレノンのスピードと中央への突破が効果的だった。サイドで勝負するのも勿論いいが、レノンが中央突破すると相手DF陣が自然と何人も寄せに来るし、彼から目を離してはいけないという意識が生まれてくる。どうしてもそれに意識がいってしまいスペースが生まれ、それの活かし役にうってつけのデフォーがスペースに走り込む。この攻撃はもっと深めていってほしい。レノンの攻撃の幅も自ずと大きくなっていくだろう。下の写真を見ても(ゴールシーンではない)レノンに4人が接近中。この周りにはスペースがたくさんあるはず。デフォーに限らず他の選手も活かせるようになってほしい。

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闘魂注入 セインツの逆襲!
後半の入り方はよかった。ウォーカーのクロスにデフォーが合わせるが枠を大きく外れてしまう。それ以降は思うようなサッカーができず、苦しい試合運びとなってしまう。プレーの一つ一つが雑で流れをミスミス渡してしまうような展開だった。ただし、セインツのプレスも活性化されていて、簡単にはパスを繋いでいけなかったのも事実。すると、ウォーカーがまたも不用意なボールロストからセインツに初シュートを打たせてしまう。

それを皮切りにセインツの総攻撃が始まった。と言っても、本格的に開始されたのはハドルストンと交代で入ったリバモア(63分)の登場あたりから。徐々に押し込んでいくセインツに対し、ズルズルと下がっていくトッテナム。その結果、スタジアムのボルテージを上げる反撃の1点を返すセインツ。まず、FKのルーズボールに合わせた吉田のヘッダーは幸運にもギャラスに当たりCKに逃れる。そのCKをニアで合わせたフォンテのシュートはフリーデルに阻まれるも、それに詰めたのはロドリゲス。スパーズにとって不吉な失点となった。

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その後も押され続けるトッテナムは完全に劣勢に立たされる。セカンドボールはほとんどセインツの元へ行ってしまう。悪い時は必ずセカンドボールが相手に転んでしまう癖は何とかならないだろうか。ランバートの高さも嫌らしさがあり前線での起点として十分に機能していた。サイドからの攻撃も脅威となりピンチも何回か作られた。それでも失点をするわけにはいかないトッテナムは必死の守備を見せる。ピンチを作られるものの、冒頭で触れた守備意識は失われていなかった。後半はほぼ押されていたがセインツの反撃を1点に抑えたトッテナムが2-1で勝利。苦手、セント・メリーズで貴重な3ポイントを収めることに成功した。
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不甲斐ない後半戦
勝利はしたものの、僕としては不満が爆発しそうな後半戦だった。攻撃はどうした、攻撃は!セインツの勢いに押されていたのは仕方ないが、それを差し引いても「3点目を取ってやろう!」という気合いをなぜ見せてくれなかったのか。

それは、ヴィラ戦でも言えることだ。あの試合では相手が1人少なかったし4~5点とるべき試合だった。2点取ったことで満足したのかワクワクする展開になっていなかったように思う。後々響いてくる‘得失点差’。これは非常に重要となってくることに間違いない。

この試合で勝利して4位浮上となったにも関わらず、得失点差はわずかに4。「得失点差でチャンピオンズリーグ出場権を逃す」ということになればもう手遅れだ。もちろん2点目を取って2点のリードを保ちたいという気持ちは分かる。1点差にされることで流れが傾いてしまうのは百も承知している。これらがスパーズの試合を難しくさせ、快勝できない原因の1つではないだろうか。少し考え方を変えてみて、3点目、4点目を確実にゲットして試合を決めにいってもいいかと思う。「押されるから引いてしまう」のではなく、「引かされないためにたたみかける」という気持ちを第一に持ってもいい。それだけの選手が揃っているだけに、実に勿体ないと感じている。

ただ、選手が揃っていると言ってもそれは先発メンバーに限ってのこと。ベンチ入りのメンバーを見て、苦しい試合展開を劇的に変えてくれる選手がいるだろうか?はっきり言って1人もいない。シグルズソンは素晴らしい能力を持った選手。しかし、彼が途中から入って流れが変わったことがあるだろうか?期待のアデバヨールも負傷離脱。前にも言ったが、これでは選手層が厚いとは言えないだろう。デンベレが離脱して改めて感じたことは、やはり1人は悪い流れを断ち切り、展開を劇的に変えられる選手が必要ということ。現有戦力で戦うのも勿論いいが、チャンピオンズリーグ出場権獲得が目標であるならば、冬の移籍マーケットで動きを見せるべきだと思う。


懸念される過労
過密日程の中、全選手が疲労との戦いを受けているが、中でもデフォーの状態は心配でならない。セインツ戦では明らかに疲れが見えていた。パフォーマンス自体は悪くはなかったが、雑なプレーも顕著に見られた。何も彼が悪いと言っているのではなく、このポジションは絶対に補強が必要だと感じている。現在、スパーズのストライカーはアデバヨールとデフォーのみ。デンプシーはストライカーではないと思うので今回は外す。僕は2人体制のFWを真っ先に懸念していた。「どっちかが離脱することになればどうなってしまうだろう」という懸念だ。それが見事に当たってしまったのが現状だ。だからこそ、アデバヨールの早期復帰は必須であり、彼の活躍なしでは上位キープも難しくなっていくはずだ。そして、このままデフォーを使い続けるなら、絶対に痛い目にあうのは目に見えている。だから、ビラスボアスに強く忠告したい。デフォーをELや国内カップ戦で使うな!ということを。というよりELは捨ててほしい。レノンやフェルトンゲンも酷使しすぎ。まぁ、アデが離脱して彼しか選択するしかないのはわかっているが。
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素直に喜びたいが・・・
難しいアウェイでの一戦で貴重な勝利を掴んだトッテナム。当然、勝利したことには喜んでいる。でも、「勝ったからいいや」というので終わらせていいのだろうか。僕はそうは思わない。今回は昇格組が相手だったし、セインツの状況を見ても圧勝するべき試合だったと思う。悪いながらも勝利を勝ち取るということは、とても重要なこと。でも、スパーズにはそれが多すぎる。ユナイテッドやシティ、チェルシーはどうだろうか?彼らには敵を寄せ付けない圧倒的な破壊力があり、それを実行することができる。勿論スパーズにもその力は備わっているはずだ。それが実行できないだけで、優勝争いに絡んでいける実力もあると思う。今季は新体制となり、チーム作りの最中ということは念頭に置かなければならないが、熟成していくのを温かく見守っていきたいと思う。
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Spurs521

Author:Spurs521
トッテナム中心のブログです。マッチレポでは、管理人の率直な意見で優しさを交えながらも厳しく評価していきます。他、スパーズの移籍情報や、チャンピオンシップのネタなどを書いていきます。

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